搾乳牛換算70頭用堆肥化施設設計計算書
開放式直線型堆肥化方式(オガクズ添加)

(1)処理対象頭数
 乳牛換算70頭
(2)処理対象ふん尿量
 搾乳牛1頭1日当たり処理対象ふん量を40kg、水分率を85%とする。 

 ふんの重量 40kg/頭 × 70頭 = 2,800kg
 ふんの水分量 2,800kg × 85% = 2,380kg
 ふんの乾物量 2.800kg − 2,380kg = 420kg
 尿量 15kg/頭 × 70頭 = 1,050kg
 ふん尿混合物重量 2,800kg + 1,050 = 3,850kg
 ふん尿混合物水分量 2,380kg + 1,050kg = 3,420kg
 ふん尿水分率 3,430kg ÷ 3850kg = 89.09% ≒ 89.1%

(3)処理対象ふん尿容積
 ふん尿の容積重を950kg/立米とする。

 ふん尿の容積 3,850kg ÷ 950kg/立米 = 4.05立米 ≒ 4.1立米

2.施設の設計計算

(1)オガクズの必要量
 副資材としてオガクズを用いる。
 オガクズの水分率を25%、容積重を250kg/立米とする。
 目標水分率を72%とすると、 

 オガクズ重量 3,850kg ×(89.1% − 72%) ÷ (72% − 25%)  ≒ 1,401kg
 オガクズ水分量 1401kg × 25% ≒351kg
 オガクズ乾物量 1,401kg − 351kg = 1,050kg

(2)混合物量

 混合物重量 3,850kg + 1,401kg = 5,251kg
 混合物水分量 3,430kg + 351kg = 3,781kg
 混合物乾物量 420kg + 1,050kg = 14701kg
 混合物水分率 3,781kg ÷ 5,251kg = 72%
 混合物の容積重を700kg/立米とする。
 混合物の容積重 5,251kg ÷ 700kg/立米 ≒ 7.6立米

(3)必要処理日数
 たい肥化による牛ふんの総乾物分解率を40%とし、堆積高0.5mの開放直線(毎日切り返し)における平均乾物分解率を1.2%/日とする。

 必要処理日数 40% ÷ 1.2%/日 = 33.33日 ≒ 34日

(4)発酵槽必要容積

 発酵槽必要容積 7.6立米/日 × 34日 = 258.4立米 = 259立米

(5)発酵槽必要面積
 堆積高を0.5mとする。

 発酵槽必要面積 259立米 ÷ 0.5m = 518u

(6)乾物分解量
 堆肥化による牛ふんの総乾物分解率を40%とする。
 堆肥化によるオガクズの総分解率を10%とする。

 牛ふん 420kg × 40% = 168.0kg ≒ 168kg
 オガクズ 1,50kg × 10% = 105.0kg ≒105kg
 計 168kg + 105kg = 273kg

(7)乾物分解発熱量
 牛ふん乾物1s当たりの発熱量を4,500lcalとする。
 オガクズ乾物1kg当たりの発熱量を3,000kcalとする。

 牛ふん 168kg × 4,500kcal/kg = 756,000kcal
 オガクズ 105kg × 3,000kcal/kg = 315,000kcal
 計 756,000kcal + 315,000kcal = 1,071,000kcal

(8)水蒸発量
 水1s蒸発に必要な熱量を900kcalとする。
 たい積物表面からの水の蒸発量を1kg/uとする。

 発熱による水蒸発量 1,071,000kcal ÷ 900kcal/kg ≒1,190kg
 表面からの水蒸発量 518u × 1kg/u = 518kg
 水蒸発量合計 1,190kg + 518kg = 1,708kg

(9)発酵物(堆肥)

 発酵物乾物量 1,470kg − 273kg = 1.197kg
 発酵物水分量 3,781kg − 1,708kg = 2,073kg
 発酵物重量 1,197kg + 2,073kg = 3,270kg
 発酵物水分率 2,073kg ÷ 3,270kg ≒ 63.4%

 発酵物の容積重を500kg/立米とする。

 発酵物容積 3,270kg ÷ 500kg = 6.540立米 ≒ 6.6立米

2003/12/25:修正
2003/12/24:初版