0からの堆肥化施設教室

はじめに 設計計算(5)戻し堆肥(4)
堆肥化ってどういうこと?  さて、ここからが戻し堆肥利用の場合の設計計算で特徴的なところです。
酪農(フリーストール)戻し堆肥利用の場合の計算例(「設計計算(7)戻し堆肥(3)」よりつづく)
(11)乾燥槽必要面積
 戻し堆肥の水分率を40%に調製するために発酵物を乾燥ハウスで乾燥させる。
 乾燥槽は発酵槽を延長することにより対応するものとし、発酵物全量を乾燥させる。
 戻し堆肥生産量 1,910kg÷(100%−40%)=3,183.3kg≒3,184kg
 水蒸発必要量 3,942kg−3,184kg=758kg
乾燥槽表面からの水の蒸発量を3kg/uとする。
 乾燥槽必要面積 758kg÷3kg/u=252.7u≒253u

(12)発酵槽合計面積
 発酵槽合計面積 533u+253u=786u

(13)販売堆肥
 販売堆肥量 3,184kg−2,370kg=814kg
 販売堆肥容積 814kg350kg/立米=2.33立米≒2.4立米

(13)販売堆肥(ほ場還元する場合もあります)
 販売堆肥量 3,184kg−2,370kg=814kg
 販売堆肥容積 814kg350kg/立米=2.33立米≒2.4立米

(14)乾燥堆肥貯蔵庫
 冬期の3ヶ月は戻し堆肥の50%量を貯蔵していた夏期の乾燥堆肥でまかなう。
 発酵物の容積重を400kg/立米とする。
 貯蔵堆肥量 2,370kg×50%×30日×3ヶ月=106,650.0kg≒106,650kg
 貯蔵堆肥容積 106,650kg÷350kg/立米=304.7kg/立米≒305kg/立米
乾燥堆肥貯蔵庫の堆積高を2mとする。
 貯蔵庫面積 305kg/立米2m152.5kg/立米≒153u

 最終的な生産堆肥量は2.4立米、814kgと大幅に減量化できました。
 乾燥する堆肥は戻し堆肥に利用する量だけでよいのですが、別途に乾燥施設を作り、発酵槽から乾燥槽への移動作業を毎日行うのは大変ですので、発酵槽と乾燥槽を一体とした、ハウス式の施設を想定して全量乾燥する計算としました。
 
なぜ堆肥化が必要か
家畜んのふんはどのくらい分解するの
堆肥化に必要な日数は?
堆肥化の準備
処理対象ふん尿の量と水分率
設計計算(1)設計諸元 
設計計算(2)副資材
設計計算(3)発酵槽容積
ふんと副資材の分解発熱量
設計計算(4)分解と水蒸発
容積重の設定
戻し堆肥の利用
設計計算(5)戻し堆肥(1)
設計計算(6)戻し堆肥(2)
設計計算(7)戻し堆肥(3)
設計計算(8)戻し堆肥(4)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
  
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
  
設計計算全体を見る
エクセル版
  2003/12/26:初版